Yamada Clinic産科婦人科山田医院

TEL 0257-23-6070

診療についてGuidance

医療安全

スタッフ一同、院内および院外研修会へ積極的に参加し、患者さまの安全を確保するため努力しています。

産科

妊婦健診
当院では、妊娠診断から妊娠32週頃までの妊婦健診を行います。

妊娠診断後の診療
妊娠診断から妊婦健診について説明します。
  1. 1)妊娠診断後は1ないし2週間後に再来してください。数回の超音波検査で正確な妊娠週数や分娩予定日がわかります。
  2. 2)分娩予定日が決定しましたら妊娠証明書を発行します。
  3. 3)1週間以内に母子健康手帳を交付してもらい、第1回目の妊婦健診を受けてください。
    妊婦健診では母体血圧測定、尿検査、超音波検査を行います。適時血液検査等の検査もあります。妊娠初期は4週間ごとに、妊娠中期からは2週間ごとに、妊娠32週頃まで当院で妊婦健診を行います。
    妊娠32週頃の妊婦健診後、当院より柏崎総合医療センターあての紹介状を発行いたします。妊娠34週頃からは、柏崎総合医療センターで、妊婦健診および分娩となります。
  4. 4)おわかりにならないことがあれば、診療時間内に医師におたずねください。
  • 帰省分娩などで柏崎市外、または県外で分娩を予定している方は、あらかじめ希望している病院や医院へ連絡し、受診の時期や受診方法ついて確認してください。
  • 柏崎総合医療センターで妊娠診断を受けた方でも、妊娠32週頃までは、当院で妊婦健診をお受けいただけます。
超音波検査
当院では、産科超音波診断検査を行っています。赤ちゃんおよびお母さまの妊娠経過が順調であることを確認し、赤ちゃんの発育が心配なときには超音波ドプラ法という血流検査法を用いて診断します。3Dおよび4D超音波により赤ちゃんの表情をお見せしています。
撮影のタイミングがよければ超音波写真をお渡しできます。胎児の位置と羊水量の条件により見られないこともあります。
ご希望により、ご家族の方も一緒に超音波検査の様子がご覧になれます。
流産手術
流産手術や人工妊娠中絶術(妊娠10週未満)を行いますが、詳しくは診察時に医師にご相談ください。

婦人科

婦人科一般外来
外陰かゆみや帯下(おりもの)、不正出血などの検査と治療を行っています。
子宮がん検診
最近は20歳代でも子宮頸がんが発見される頻度が増えています。帯下(おりもの)や不正出血などが気になる場合はもちろん、自覚症状がない場合でも子宮頸がん検診をおすすめしています。がんが早期に発見されれば子宮を残す手術が可能です。
思春期外来
思春期の女性は、月経が来ない、月経が続き心配、月経が不順、帯下(おりもの)が気になる、などの症状があっても、産婦人科の受診をためらう傾向があります。希望があれば看護スタッフがまず患者さまの症状や悩みをお聞きいたします。問題点を整理して診察を円滑に行うようサポートします。おうちの方とご一緒に来院されてもかまいません。
更年期外来
更年期になると女性ホルモンの量が減り、自律神経失調症状を引き起こします。
また、この年代の女性を取り巻く心理的ストレスにより、憂鬱や情緒不安定などの精神症状も起こします。更年期障害はこの自律神経失調症状と精神症状が複雑に影響しあっています。女性ホルモンの減少は骨粗しょう症や認知症への関連も指摘されています。
更年期障害の治療にはホルモン補充療法が有効です。ホルモン補充療法を行っているあいだは肝機能や血液検査などの定期的な検査をすることが大切です。
性感染症
いわゆる性病のことです。クラミジアや淋病など性行為に伴って感染する病気です。帯下(おりもの)が増えたり、パートナーが性行為感染症と診断されたりした場合は、診察と検査がよいでしょう。
低用量ピル
ピルは排卵を抑制し妊娠を防止します。また、内膜性状の変化や頸管粘液に働きかけ、妊娠を防止します。これまではホルモン含有量が多いピルしか使用できなかったため、副作用が目立ちましたが、現在は低用量ピルが主体であり、副作用はかなり少なくなりました。望まぬ妊娠となると人工妊娠中絶術につながる恐れがあり、からだへの負担だけでなく精神的ダメージが大きくなります。ピルは相手まかせの避妊ではなく、ご自分でできる避妊です。
不妊症相談
不妊症の原因検査と患者さまの希望を取り入れることが大切です。通常は原因検索をしながら、性交タイミング指導を行います。妊娠しない場合は、半年くらいを目安に人工授精を行います。体外受精が必要な場合は、不妊症専門施設へ紹介します。この場合でも紹介先施設と連携し、排卵誘発注射などを当院で行い、患者さまの負担を軽くすることが可能です。
乳房超音波検査
乳がんを発見する方法として、乳房X線検査(マンモグラフィ)や超音波検査が用いられています。当院では超音波検査を行っています。
30~40歳代の乳房では乳腺量が多いため乳房X線検査では、病変発見が困難な場合があります。超音波検査では、この年齢の方の病変発見に有効です。検査時の痛みもないので、乳房にしこりや乳頭分泌物がある方のほか、乳がんが心配な若年層の方の検診としてもお勧めします。乳房超音波検査には、15分程度の時間がかかります。
骨密度検査
閉経後は、女性ホルモンの減少に伴って骨密度も減少するため、大腿骨頸部骨折の原因となる骨粗しょう症のリスクが増加します。したがって、閉経を迎える頃(50歳前後)や閉経後に骨密度を測定することはとても重要です。当院では、前腕レントゲン検査による骨密度測定を行っています。極めて少ないX線のため、からだへの影響はありません。
月経困難症(生理痛)
月経困難症の原因はさまざまです。原因により治療法は異なりますが、薬物療法としては鎮痛剤、漢方薬、女性ホルモン製剤があります。女性ホルモン製剤を用いた場合、月経はあるが月経痛を軽減する方法と、月経を止める方法があります。月経がある方法は、月経は続きますが、月経痛を軽減でき月経周期も安定します。月経を止める方法は、月経はなく快適ですが、ときどき思いもかけない時に出血(スポッティング)を認めることがあります。年齢や症状およびご本人の希望にあわせて方法を選択します。
月経前症候群
黄体ホルモンの急激な変化により、月経前の気分の落ち込みやイライラ感などが起こります。本人が辛いことはもとより、気分が安定しないため、人間関係に問題が生じ悩みの原因になることがあります。
低用量ピルや黄体ホルモン療法が有効なことがあります。お一人で悩みや問題を抱え込まず、お気軽に医師へご相談ください。
女性スポーツ支援
女性のスポーツ選手の健康上の問題に、低エネルギー、無月経、骨粗しょう症があります。国際レベルの選手だけでなく、社会体育や学校の部活動でもさまざまな問題が生じることがあります。月経に伴う症状によっては、練習や大会でのパフォーマンス低下に悩まれる方もおられます。
これらには女性ホルモン剤(ピルなど)の内服で対応できる場合があります。内服したくない(薬を飲みたくない)方のご相談にも応じます。